スタインウェイのグランドピアノでレッスンを♪
レッスン日記

レッスン日記と独り言

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【2020年】


 モデル並みのスタイルが魅力なHちゃんは小学5年生です。大親友のYちゃんと一緒にレッスンに通って来ます。

ピアノ歴は7年、こちらに通うようになって2年半です。
曲が難易度を増しても合格のペースが変わらないので、練習のコツを柔軟に対応出来ている生徒さんです。

2年前(小学3年生の頃)合唱の伴奏オーディションに選ばれた事に加え、今年も伴奏オーディションで希望者10人の中、学年での伴奏者の座を勝ち抜きましたね!
ただ楽譜通りに弾くだけでは心に響く演奏は出来ません。程よいテンポ感、柔らかな音色、曲の方向性を明確にする事、空気の存在(引きの美しさ)、正しい練習方法…最後は本人の一発勝負に向けた気持ちと集中です。
練習した通りに本番で演奏する事は、緊張を集中に変えないと出来ない事です。
本当に良く頑張りましたね!!
今は2台ピアノで合唱曲の練習をしていますが、普段ピアノで聴こえてくるメロディーがたくさんの歌声で聴こえる瞬間は感動する事でしょう。Yちゃんとの日頃の連弾や伴奏効果で立体的に聴く耳が育ってきました!

英雄ポロネーズを弾けるようになる事が今のHちゃんの憧れであり目標なので、ショパンの繊細なメロディや颯爽としたフレーズが弾けるよう、多彩な音色や様々なテクニックをこれからも耳を使いながら丁寧に磨いていきましょう!
努力は裏切らずに必ず形になりますからね!!

【2020.12.8】
 
練習風景 練習風景
 


 はにかみ笑顔が魅力なYちゃんは小学6年生です。仲良しHちゃんと一緒に入会して、かれこれ2年半の月日が経ちますね。ピアノは4歳から始めているらしいので、ピアノ歴8年です。
Yちゃんは、入会当初から柔らかい音を持つ生徒さんでした。
実は最初から柔らかい音を持っている事はとても稀な事なのです!!
ピアノにとって脱力はとても難しい事ですから。
優しい音色の曲を流れる様に弾いている時は、ピアノを心地良く感じる瞬間でもあります。

Yちゃんはソロの曲も頑張ってますが連弾でのレッスンではHちゃんと合わせる事になるので、より頑張ってくれます!ソロの曲より連弾の練習時間の方が多いと思われます。
Hちゃんと合わせて仕上げるのを大切にしている…きっと友情もとても大切にしているのですね。

YちゃんとHちゃんのご自宅もご近所同士との事。お互いに姉妹育ちで長女同士の2人。こちらに通う際の1kmをお喋りしながら歩く道、連弾で仕上がった数々の曲…これから先、いろいろな楽しい思い出がたくさん増えていきますね!
成長と共に友情も強い絆となる事でしょう!
大人になって思う事…友情はかけがえのない大切な財産です!!

日照時間の変化を感じやすい夕方のレッスンの時間帯…夕焼けが綺麗な日、落ち葉が舞う日、雲が作る空の模様…来週はどんなお話しながら通ってくれるのかな。

【2020.12.8】
 
練習風景 練習風景
 


 生徒さん達がレッスン日に通る門扉からのアプローチ床や、お車や自転車を停めるスペースの石張りですが、これは以前フランスを訪れた際に街並みの石畳がとても素敵で、その理想のイメージを外構担当の方にお伝えして数年前に施工をお願いする流れになりました。

工事の際は埼玉県内で1番の技術力を持つと評判の石職人さん親子が作業をして下さいました。
お二人共終始無言で朝から夕方迄コンコンと石を割る音だけが聞こえてきます。連日、親子間でほとんど口を利かないので相当寡黙な職人さん親子なのだと当時は思ってました。
薄く平たい大きな石ブロックをトンカチで割って、その割れた石をパズルの様に並べて行く、車庫入れしても車のタイヤに石が全く引っかからないように微調整して削りながら水平に貼って行く…集中しないと出来ない作業だったのですね。少しの油断で今とは全く違う仕上がりになっていたと思われますから。

割れた石のパズルは唯一無二の模様となり味わい深く感じます。(余談ですがレッスン室の赤いカーテンはパリ、オペラ座のイメージで、と南青山のカーテンデザイナーの方にお願いしました。旅先の印象って強いものですね!)

レッスンにお越しの際は静寂の中で石職人さん親子に造って頂いた作品をご覧になってみて下さいね。 雨の日は色鮮やかに石がキラキラとしてますよ!!

【2020.11.27】
 
石畳 石畳
 


 こちらに通うようになって5ヶ月、導入レッスンのANちゃんには体験レッスンの際に年少という学年を感じさせない落ち着きぶりを感じましたが、暫くして理由が判明しました!ANちゃんのお母様はバレエスタジオを主宰されているバレエダンサーだったからです。ANちゃんはピアノは初めてですが、習い事は既にバレエで体験済みだったので、ご挨拶やレッスンでの集中が年少にして既に身体に沁み込んでいた訳ですね。
手の甲に毎週キャラクターのペイントシールを貼って応援団にしているANちゃん、おうちでの練習の成果を出す為でしょうか。健気で心を打ちます!!

バレエはクラシック音楽に合わせてジャンプしたり回転したり…指先足先まで神経を行き渡らせ、優雅に表現しながら踊ります。そこに行き着く為には引き上げる軸を作らなければならず、恐らく想像を絶する練習時間を要するのだと思われます。
芸術というのはバレエもピアノも長い時間をかけていかないとなかなか形にならず、だからこそ日頃の鍛錬が大切です。まだ小さなANちゃんの中で、日頃のバレエ講師としてのお母様の背中を見ながら自然とその事を理解されている様に感じます。私のお手本弾きの後、自然と自分自身で修正していく様子には毎回感心します。

正確に拍を取る事、フレーズとフレーズのつなぎの大切さ、脱力の美しさ、曲の解釈と表現…ピアノで学ぶ事はいずれバレエに必ず活かされます!
ANちゃんがいつの日かお母様のような素敵なバレリーナになれるよう、音楽のセンスを身に付けたダンサーになれるよう…まずは一歩一歩、長い道のりを一緒に歩んでいきましょうね!


【2020.11.7】
 
練習風景


 玄関用に青いペルシャ絨毯を新しく購入しました。今迄玄関に置いていた茶色のペルシャ絨毯は、今は専門業者にて1ヶ月程クリーニングと色付け作業のメンテナンス中。戻って来ましたらピアノの下に置いてみます。レッスン室の雰囲気が少し変わりそうですね。

100年以上使える絨毯…刺繍にも複数人で何年もかけて織っているらしいので、時間をかけた作品は見ていて飽きません。

ふと気付いた事…どうやら私は物を長く使う事が好きなようで、腕時計もネックレスも音大生の頃からずっと変わらず同じ物、以前住んでいた家から引っ越す時もほとんどの照明器具や庭園灯を持って行き、今も使ってます。愛着が湧くからでしょうね。

ずっと関わっているクラシック音楽は何百年も引き継がれた芸術。
掘り下げれば掘り下げる程、見えなかった物が見えたりするものです。
曲に磨きがかかったと実感しても、ずっと掴める事なく頂上は見えない…だからこそクラシック音楽は心が動き、とても魅力です!!

今ご指導させて頂いている生徒さん達とは、ご入会の頃から変わらぬ情熱を持って、これからも一緒に魅力的なクラシック音楽を探求しながらレッスンを進めていきたいと思っております。
熱量たっぷりに毎回レッスンを進めていきますので、付いてきて下さいね!!

【2020.10.14】
 
絨毯


 元気一杯な小学1年生のmちゃんは生徒さん達の中で1番のご近所(徒歩1分)にお住まいです。
一度集団下校中にお見かけしましたが、「バーガンディー パールセピア」というアンティークな色の素敵なランドセルを背負ってました。お洒落でとても可愛い女の子です。

歌の上手なkお姉ちゃんと仲良し姉妹で、私に何度もお手紙を書いてレッスンの時に渡してくれます。
折り紙もありがとう。

レッスン中は、私の一言一言全て把握しようと最近では自ら楽譜に書き込みます。
書く事で1週間忘れずに曲に取り組む事が出来ますね。

初めての習い事としてこちらに通うようになってちょうど1年…既に教則本、4冊弾き終えました。
それは日頃の練習はもちろんですが、その明るい性格で全力で取り組むからです。

これから先は曲が長くなり、難しくなります。同時に練習の質の大切さや音のコントロールなど大切な事を今 学んでいます。
持ち前のその明るさで乗り越えながらレパートリーを増やしてみましょうね。
素敵な曲に巡り合える事はとても嬉しいですね。いつも応援してますよ!!

【2020.10.5】
 
練習風景


 ここのところレッスン中に窓の方を眺めると、葡萄の葉っぱが見えますね。
2階バルコニーの手摺りに這わせておりますが、根元は1階のお庭。
地面から2階までぐーんと伸びているのです!!

感染拡大防止対策の為に、レッスンの前後は換気を必ずしております。
レッスン終了後に素早く二重窓6ヶ所を開ける都合上、レッスン中は最初からカーテンを全開にしているのです。

今見える葡萄の葉っぱは、冬は枯れたようになり全て落ちますが、毎年春になると芽吹き、8月は毎年楽しみな葡萄の収穫の月です。今年は例年より味が良く、甘くて美味しい巨峰でした!

レッスン中に音の変化を表現して貰いたい時に、例えとして葡萄の葉っぱに太陽の光が降り注ぐ色の変化を実際に見てもらいながらお伝えしておりますが、この様な例えも季節限定。

カーテン全開レッスンで葡萄の葉っぱが今は良く見えますので、季節の変化を感じながらレッスンを楽しんで受けてみて下さいね。
夕方の生徒さん達はそろそろ赤いカーテンを閉めてのレッスンとなりますね。

これから先は葡萄の葉っぱも少しずつ落ちていきます。
日が沈むのが日に日に早くなってきました。
秋が深まる芸術の秋もまた格別です。これからの季節もとても楽しみですね!


【2020.9.10】
 
葡萄の葉


 クラシックのみならず、ジャズやポピュラー、タンゴなどいろんな分野にもチャレンジしている小学5年生のSちゃん。Cちゃんからの紹介で、毎週奈良町からお車での送迎にて通って来ます。
吹奏楽部で培った音のキレの良さが魅力で、ピアノを弾く時もリズミカルな曲がとても得意です。
ピアノ歴は5年で、こちらに通う様になってもうすぐ2年になります。

新しい曲を持って来た時も「ここ迄は頑張りましたが、ここから先は分からないので教えて下さい。」と、はっきりと伝えてくれます。

弾きたい曲もたくさんあるので、意思表示がとても清々しく伝わります。
弾きたい曲にチャレンジする事はエネルギーを要し練習意欲が沸くので、相乗効果で自然とテクニックも向上していきます!
弾きたい曲を伝える事、練習して弾きこなしていく過程…ぶれずに意思を貫き、素晴らしいです!

お母様手作りのレッスンバッグをとても大事にしている様子は、見ていていつも微笑ましく思ってます。
笑顔も素敵な生徒さんです。

【2020.9.1】
 
練習風景


 生徒の皆さんは何か大切に育てているものはありますか?
私が特に大切に育てているものはペットのルビーと…実はもう一つあります。 それはハートアイビーです。

5年前の今日は私の両親の金婚式のお祝いに、チャペルでの式 直前迄二人には内緒で準備を進めていた思い出の挙式日でした。
ティータイムのつもりで出かけた両親はとても驚いたと思いますが、結婚式の衣装に着替えてもらい、木の香り漂う教会でオルガニストにヘンデル、ワーグナーなど弾いて頂きながらの8人だけの式が始まりました。
その時私の母が手に持っていたブーケの中に20cm程のハートアイビーが2本入っておりました。
金婚式の翌日、我が家のお庭に挿し芽にしてみたらたくましく根が付いて、5年でこんなに成長してくれました。

リビングの窓から1番良く見える場所で今も大切に育ててます。
太陽の光を嬉しそうに浴びているハートアイビーを見て、今日もレッスン頑張ろう!と思いました。

(南側のお庭は普段 生徒さん達が見る事が出来ませんので、私が大切にしているアイビーのお話をこちらでさせて頂きました。)

【2020.8.13】
 
両親 ハートアイビー
 
ハートアイビー


 導入レッスンの生徒さん、Aちゃんはまだ乳児クラスだった頃からピアノを習いに来ている生徒さんです。初めての習い事としてこちらに来て半年が経ちました。
「一人で集中してレッスンを受けたい!」と、なんと一人でレッスン室に入ります。
まだ3歳だった頃「レッスン受ける時は集中するとピアノの事たくさん覚えられるよ!」と伝えた私の言葉をAちゃんなりに受け止めてくれたのですね。

足台にきちんと足を揃えて座り、歌がとても上手でレッスン室は毎回可愛い歌声で一杯になります。
歌う事は音の仕組みを覚える上でとても大事な事です。

年少さんに進級してからレッスンに対する集中ぶりも変化してきましたが、従姉妹のJちゃんが生まれた時
「Jちゃんにピアノを教えたいからしっかり覚えるの!」とにこにこしながら伝えてくれ、成長を実感しました。

とはいえ、レッスン終わって玄関で靴を見るとまだ16cm…小さい身体で初めての習い事のピアノに取り組む姿勢、毎週の成長の変化を感じてやみません。

ピアノの参観日が楽しみですね。

【2020.8.1】
 
練習風景


 皆さんがレッスンの時に弾くスタインウェイのピアノの向かい側に置いてあるカワイGS -30、これは私が中学2年生の時に買ってもらったグランドピアノです。
何十年も弾き込み続けた、私の大切な相棒です!!

グランドピアノが到着した当時はピアノの課題で出されたショパンが弾きたくて弾きたくて…学校が終わると家迄小走りで帰宅した記憶があります。
ピアノを弾く事で、嬉しくて楽しい日は気持ちを安定させてくれ、落ち込んで悲しい日はその現状を弾く事で忘れさせてくれたものでした。

音に集中する事…それは心が安定する瞬間でもあります。
飛び跳ね過ぎて雑になっては音が割れますし、無気力で弾けば芯の通った音など出せる訳ありませんから。

私が中学生だった頃からずっと私のいろんな出来事を見てくれていたカワイのグランドピアノは、今後私がお婆ちゃんになっても手放す事はないでしょう。
弾き続ける事で…調律してメンテナンスする事でピアノは何十年も使える楽器です。
今も当時のまま、滑る様なまろやかな音色を奏でてくれています。

これからも大切にするので、ずっとずっと宜しくね。

生徒の皆さんも時々カワイのピアノも弾いてあげて下さいね。

【2020.7.20】
 
ピアノ


 都内で由緒ある女子校に通うMちゃん。小学校2年生の頃からピアノを始めたのでかれこれ6年程のピアノ歴となりますね。

通学時間に多く費やすのでレッスンの際は疲れている日もあるかと思いますが、いつも明るく笑顔で毎回夕方のレッスンではとても集中してくれます。

特にここ1番の集中力が秀でていて、昔から仕上げ1回通しの演奏でその日1番の演奏を合わせて来ます。ピアノは少しでも集中力が欠けるともろく崩れる所を、ぐいぐいと推進力ある演奏を聴かせて着実に仕上げてくれる瞬間は毎回感心します。
いざという時の集中力、それは中学受験でも活かされましたね。

今後もその長所を輝かしい個性としていろいろな困難を乗り越えて行って下さいね。

【2020.6.24】
 
練習風景


 生徒の皆さんは、レッスン前後に玄関先で「わんわん!」と犬の鳴き声を聞いた事があるかと思います。我が家のペット、ルビーの声です。
いつもレッスン中は別室にておとなしく聴いているようです。

マイクロティーカッププードルを探し求め、仙台のブリーダーさんに出会い、2010年秋から我が家にやって来ました。もうすぐ10歳ですが永遠に子犬サイズの為、お散歩中など「赤ちゃんですか?」とよく聞かれます。

レッスン中は、感染拡大防止対策の為に防音扉を2枚共全開しているのですが、ルビーの鳴き声を聞いた事は1度も無いですよね。
生後4ヶ月からピアノを聴いて育ったルビーは、ピアノの音が大好きなのです。

皆さんがレッスンに来て下さった玄関先では「レッスン頑張ってね!」
レッスン終了後は「今日も素敵なピアノだったよ。また来週ね!」と言っているような気がします。
今度玄関先で鳴き声を聞いたら、そう解釈してみて下さいね。
 
【2020.6.18】
 
ルビー ルビー


 結婚を機に大宮市(現在のさいたま市)へ引越した当初は奈良町の自宅にてグランドピアノ1台でレッスンをしておりましたが、Cちゃんはその頃からの生徒さん。県内屈指の女子高に通ってます。
Cちゃんが小1の頃から高2まで…かれこれ10年程のピアノ歴となりますね。

本郷町の今の家に引っ越す事をお伝えした当時、CちゃんとCちゃんのお母様が「通うので大丈夫です。遠くじゃなくて安心しました。」と即答して下さった事は今でも忘れられません。

Cちゃんは昔からリズム感が良く、素直な性格がそのまま音に出てました。音が聡明なのです。
最近では、より柔らかい音も出せるようになってきました。
いろいろな音色が出せる事は、聴く耳が育っているという事です。

ピアノ曲は奥深く素敵な曲が沢山あります。今後いろいろな作品に出会えるのでCちゃんの表現力、これからも楽しみにしてます。

【2020.6.14】
 
練習風景


 生徒さん達がレッスン日にくぐる我が家の薔薇アーチ、今年も沢山の花を咲かせてくれました。

世界中が自粛中の今、このような「いつも通り」がとても眩しい。
いつも通りが続く日々がいかにかけがえのないキラキラとした日々だったのか、懸命に咲き誇る薔薇の花を見てふと感じた。

平和な毎日が続く事で、どれだけの温かな幸せを今まで与えてもらっていたのだろう。何て事ない日々って何とありがたかった日々だったのだろう。

いつも通りにこの季節が来たら忘れずに咲いてくれる薔薇一輪一輪…とても愛おしく感じた瞬間でした。

【2020.5.24】
 
バラ バラ

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