スタインウェイのグランドピアノでレッスンを♪
レッスン日記

レッスン日記と独り言

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【2022年】


 今年もレッスン室にクリスマスツリーを飾りました。
このクリスマスツリー、実は輪っかがだんだん小さくなっていく折りたたみ式で、オーナメントもライトもオフシーズンは付けっぱなしで収納しているのです。たたむとクリスマスリースのようにコンパクトになります。
カワイのピアノ奥のクローゼットからリースみたいな状態で取り出し、支柱を組み立てて、ツリーの先端を支柱の最上部にセットしてパッと手を離すだけで180cm超えのクリスマスツリーが即完成形となるのです!クローゼットから取り出して完成まで、3分もかかりません。

本来はこの様な状態で購入した訳ではなく、もっとオーナメントの量が少なめのシンプルな折りたたみ式のクリスマスツリーだったのですが、螺旋状の土台のツリーは思いのほか頑丈で、オーナメントは年々増えていき今の姿に!

今レッスン室の外は、もみじの紅葉が見頃です。日毎の寒さと共に葡萄、梅、薔薇、そしてもみじも少しずつ落葉していくのでお庭が寂しくなっていくこの時期ではありますが、今月はクリスマスツリーの存在で、キラキラと賑やかなレッスン室になりますよ。
日没後はカースペースのブルーと白のライトもクリスマスバージョンとして今月からやんわりと点滅させてみます。
寒い冬に負けずに、楽しみにレッスンにお越しくださいね!

【2022.12.01】
 
もみじ もみじ
 
もみじ


 中学1年生のKちゃんは、4ヶ月前に合唱コンクールの伴奏を引き受けました。ピアノ歴は10年程らしいのですが、以前習っていたピアノ教室を去年辞めたらしく、ピアノはしばらく中断していたようです。
2020年3月に紹介させていただいたNちゃんとお知り合いとの事で、何年も前から私の事を知ってくれていたようです。
そのようなご縁で、新たにこちらで短期集中レッスンを受けるようになりました。

毎回1時間の1レッスン制で、7月からレッスンをスタートしました。
体験レッスンで聴かせていただいた時は、ピアノを中断していたとは思えない程しっかりとした音を出せましたので、これは指が強いな、と思ったのが第一印象でした。
やはり10年のピアノ歴は素晴らしい財産でしたね!大きな大きな宝物を手にしていましたよ!!
強い指をバネとしながら、表現力溢れる演奏へと毎回のレッスンを通して少しずつ変化していった事は、Kちゃんが長年ピアノの練習をコツコツと続けてきたベースがあってこそ!努力の賜物ですね。

夏休み中は、週に2回のペースでレッスンに通ってくれました。1フレーズごとのレッスンは細かくて大変だったかと思いますが、丁寧に練習を重ねてから2台のピアノで最初に合わせた時は、とても嬉しかったよね!!
とても躍動感溢れるこの曲ですが、時折ふと優しいフレーズへと入る切り替え部分もあり、とても素敵に仕上げることができました!!

普段、レッスン室で耳にしていたピアノでのメロディー部分が、学校ではクラスメイトの歌声へと変わり、合唱コンクールではたくさん練習してきたピアノを歌に乗せて演奏出来たことは、何事にも代えられない思い出となったことでしょう!

やっと保護者の方々の前で披露出来る世の中となり、より感慨深いですね!
今もまだまだコロナ禍とはいえ、制限の多かった頃を思い出すと、今の状況は本当にありがたい限りですね。
Kちゃんが耳にしたクラスメイトの歌声での合唱曲、このメンバーでの歌声は世界に一つ。この時期だけ。 そんな貴重な瞬間…私もホールにこっそり行って聴いてみたかったです。

合唱コンクール自体、人生の中で限りあること…かけがえのない体験です。合唱曲は、心を打つ名曲がたくさんありますよね。
本番当日にはお母様からご連絡いただきましたが、千人を超える観客の中、ステージ中央に設置されたピアノを楽しそうに弾いてくれたようです。本番で楽しみながら弾くなんて…指導者としてこれ以上の喜びはありません。

いつの日かまた是非伴奏を引き受けてみてね。
暑い夏に一緒に頑張ったもんね!
それから伴奏じゃなくてもピアノが急に弾きたくなった時は、気楽にレッスン室に遊びにおいでね。スタインウェイのピアノと共に、いつでも大歓迎です!!
 
【2022.11.1】
 
庭


 導入コースでレッスンを頑張っている年少さんのaちゃん。入園前、3歳の頃からこちらに通い始め、ピアノを学んで7ヶ月経ちました。

今年の夏休み2ヶ月間は、ドイツに赴任されているお父様のお家で過ごしたらしく、ドイツ滞在中は、お母様が日本から持ち運び用の鍵盤を持参してくださったとの事!aちゃんの為に音符に触れる事を忘れずにお母様が続けてくださったお陰もあり、夏休み中お休みしていたとは思えないレッスンをスムーズに進めることができております!
発表会の曲も3曲決まりました。

レッスンスタート時からリズムや音符を少しずつ覚えながら、ピアノの曲も少しずつレパートリーが増えていきました。
今お勉強している曲は当然ながらとても短いのですが、30分間は毎回あっという間に感じますね!
習い事とは『楽しいから遊びたい』ではなく、『楽しいから学びたい』へ自分自身で切り替えていく事を学ぶ絶好の場であり、年少さんでこの事を学ぶ事は、先を見据えるととても重要な時期かもしれないですね!
導入レッスンは、ピアノを好きになってもらう事がとにかく最優先!音のシャワーで楽しくレッスンを進めながらも、aちゃんの集中する時は目がキリッとして表情が変わります!その瞬間はきっと大人が想像する以上にたくさん学んでくれるのだと思います。身長と共に、ピアノの成長もどんどんこちらに伝わってきます。

aちゃんが夏休みを過ごしたドイツは、音楽を学ぶ私達の憧れの地。aちゃんは未就学児なので本格的なクラシックコンサートはまだ行けないけれど、この先たくさんのピアノ曲に触れ、もう少し学年がお姉さんになる頃にクラシック音楽の本場でコンサートをご家族で聴ける日が来ると良いですね。そのような夢が抱けるなんて心底羨ましいです!!

その前に、私と同じ国立音大の卒業生であるaちゃんの叔母様にも是非、発表会ではaちゃんのピアノを聴いていただきたいですね。
楽譜が1曲ずつ花丸でいっぱいになると嬉しいよね!これからも笑顔いっぱいで一緒に少しずつ頑張っていこうね!!
 
【2022.10.3】
 
庭


 私は両親から、溢れんばかりの愛情をたっぷり受けて育ちました。私がこんな年になり、両親が高齢になってもそれは変わらずずっと続いています。
ピアノを弾きながら、『このグランドピアノは私が中学生の時、両親に買ってもらえたんだな』、春には雛人形を飾りながら『私が小さい頃から成長を祈って毎年7段飾ってくれていたんだなぁ』となどと思えば思う程、私も恩返しをしなければ!と決意するのですが、与えられた愛情が深過ぎて、とてもとても返せません。

これまで少しずつ小さな恩返しは重ねてきました。
中でも3家族8人での喜寿お祝いハワイ旅行や、ビッグサプライズであるチャペルでの金婚式はずっと消えない思い出です。
金婚式の時に母が手にしたブーケの中の20cmのハートアイビーを土に挿しただけで、何年もかけてこんなに生命力に溢れて育ってくれるなんて…愛おしくて愛おしくてたまりません。

この世の中で永遠というものは存在しないのかもしれません。このアイビーもずっとこのまま何百年も育ち続けるとは思っておりません。
だからこそ『今』がとても貴重なんですね!
そして今、目にしている生命力溢れるアイビーは永遠のものではないかもしれないけれど、この光景はずっと忘れません、永遠に!!

ピアノのレッスンもそう。今の年齢、生徒さん達のその日の気持ちや状況に合わせて、1回1回を大切に進めてまいります!それぞれ心がありますから。
時々暑苦しいと感じるかもしれない私からの愛情返しですが、そこはぶれずに芯を通すつもりです。

生徒さん達もお父様、お母様からの愛情が日々きっと伝わっていると思います。
レッスンを参観されているお父様、お母様方の様子から、生徒の皆さんへの熱い愛情が、時には心震えるほどこちらに伝わってきます!
皆さんも私のように、不器用にも返せていないのかもしれないけれど、澄んだピアノの音を心を込めて奏でてみて、ご両親に日頃の愛情を伝えられると良いですね。
言葉で表現が出来なくても、音楽には相手に伝える力が必ず備わっていますから!

私は自分の両親から信じる力をたくさん貰いました。
生徒の皆さんも音楽の素晴らしさを信じて、一緒にレッスンをずっと頑張っていこうね♫
 
【2022.9.1】
 
挙式 庭


 生徒の皆さんは何か続けている事はありますか?
私が続けている事は毎日日記を書く事です。中2の頃、初めて日記を書いてみて一年間続いたので、その勢いで翌年には3年日記を買ってみて…それも続いたので高3からはとうとう10年日記に挑戦!その10年日記、ふと気付けば続く事かれこれ4冊目に。

ずっと忘れられない思い出は、日記を見なくてもすぐに引き出せます。国立音大に合格した日、世田谷区のピアノ教室で初めてレッスンをして指導者となれた日、結婚式、息子と娘に初めて出会えた日、モルディブの水上コテージに泊まって毎日シュノーケリングをしてのんびりと過ごした家族旅行、キャンプでのテント張りや火起こし、チャペルでの両親の金婚式…。
ずっと日記を続けている利点は、すっかり忘れていた出来事であっても、読み返す事で突然その時代に戻ってくれる事。
普段はその日の出来事を4行にまとめて書くだけですが、とても落ち込んでしまった日には昔の日記から大きなパワーを貰えているので、大活躍!!
日記を見返すと、若かりし頃の自分に励まされる瞬間があります。

それぞれの時期、私なりにそれなりに頑張っていて、その頃も何かしら辛い出来事が時々起こり、でもその都度頑張って乗り越えてきたようで…。
いろいろな岐路もありましたが、それぞれの時代でのそれぞれの選択はきっと正しかったはず!今があるから。

もちろん他にもすぐに引き出せる楽しい思い出も、もっともっとたくさんありますよ。生徒の皆さんと初めて出会えた体験レッスンの日も必ず日記に書いています!『〇〇君、〇〇ちゃんが初めて体験レッスンに来てくれました。』とか『とうとうこの曲が弾けるようになりました。』とか『こんなお手紙を貰いました。』などなど。

これからもレッスンを続けながら、何年後かの自分を励ませるような自分でありたいと強く思います。若かりし頃の自分に叱られる事がないように!
今日はどんな日記を書こうかな!?

写真は我が家の和室です。季節に合った掛け軸を月ごとに替えながら吊るしております。夏真っ盛りなこの時期は、清涼感を感じさせてくれる『楓に鮎』です。

毎日暑い日が続いております。
水分補給、体調管理にはくれぐれもお気をつけてお越しください。
暑い夏には、ピアノの練習をして過ごす事…とてもお勧めですよ!
レッスン室を涼しくしながらお待ちしておりますね♫
 
【2022.8.2】
 
風景


 小学2年生のM君はこちらに来て半年、ピアノ歴は1年です。入会当初からかなりの曲数を予習しながら持ってくるので、いつもレッスン時間が足りなくなるくらいです。
最近では普段の曲に加えて発表会の曲も増えている為、ついついレッスンでは早口になりながらの指導となってしまいますが、しっかりと付いて来てくれます。
いつも指導しながら、表現力のある演奏が素敵だなぁ…と心の中で思いながらレッスンしております。

以前驚いたのは、簡単にアレンジされた民族音楽の曲を指導していた時、「本当はこんな和音で曲が進むはず。聴き慣れないけど面白い和音でしょう!」と弾きながら伝えると、何とM君は瞬時に耳コピーして、メロディーも付けながらその複雑な和音を完璧に弾いてくれました!楽譜は存在しないのに最後まで弾き切り、M君の感性に本当にビックリしました!!絶対音感がちゃんと付いているのですね。
お手本を私が弾いた後に演奏がガラリと変わる事も多く、小学2年生である事をしばしば忘れてしまうほどです。

M君のお母様の出身大学は、私と同じ国立音大です。在学中は当時の学長先生にクラリネットのご指導をいただいていたそうです。
クラリネットとピアノの掛け合いの素敵な曲はたくさん存在します。
いつの日か、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番緩徐楽章などをピアノとクラリネットで親子共演出来る日が来ると良いですね。
そのような日が本当に訪れたら、音楽が心を突き動かし…言葉にならないでしょう!!
 
【2022.7.12】
 
練習風景


 今月は、初日から8日間かけて2台のピアノの修理をお願いしました。特にカワイはピアノの弦を張り替えたり、ペダル周りを新しくする大掛かりな修理。ピアノの弦は新しくドイツ製の弦へと変わるのです。日頃よりお世話になっている平山さんと他2名の調律師さんに作業をしていただきました。
もともとある物を修理をお願いしながら長く使っていくことが私はとても好きで、例えば我が家のリビングで使っているソファー…これまでに3回似た色で革を張り替えております。
毎回事前に見積もりを頂き、新しく買うのと同じくらいの額となる為、新品購入もその都度チラリと頭をよぎるのですが、このソファーで息子や娘が赤ちゃんの頃つかまり立ちをしていたなぁなどと考えると…それが正しいのかは別として、やはり毎回張り替える選択をしてしまいます。
ピアノもそう。いや、ピアノを手放すことはそもそも頭をよぎらないですね。

とはいえ、今回修理を依頼するにあたり、私が中学生の頃から慣れ親しんできたピアノの弦とのお別れはやはり寂しくもあり、生徒の皆さんにはピアノ修理が始まる1週間前のレッスンで、告知と共に「最後だから♫」とカワイのピアノでレッスンをしてみました。おかげさまで慈しむような1週間を過ごせました。皆さんの音色、しっかりと記憶に残しましたよ。私の大切なピアノを弾いてくれてどうもありがとう!

2台のピアノ修理期間中、臨時のレッスン室にてピアノレッスンは休まず継続しました。日頃、私のレッスン時間帯であっても娘が練習出来るように…と娘の部屋には電子ピアノが置いてあるのですが、今回はこちらのピアノを使用してレッスンをしました。
工事の音は防音扉のおかげもあり、ほとんど聞こえてこなかったので一安心…生徒の皆さんは慣れない環境でのレッスンだったと思いますが、無事レッスンを進める事が出来ました。
隣のレッスン室では調律師さんがピアノの部品を分解している途中、ミニカーを発見!私の息子がうんと小さい頃に遊んでいたおもちゃ…ピアノの奥に落としていたなんて私は全く知らないまま、20年程カワイのピアノの奥にそのミニカーはずっと住んでいたのですね。ミニカーをピアノの中に落とすなんて…小さかった当時の息子は言い出せなかったのかな。

40年間頑張ってくれていたピアノの弦がバラバラになった様子を目にして、こんなにクタクタになるまで頑張ってくれてありがとうという思いでいっぱいになりました。
ピアノの修理は今日で終了となり、新しく弦を張り替えたカワイのピアノに触れてみましたが、鍵盤の重さ、ペダルの感触が全く違います。新しい弦を通して、衝撃的と感じる新しい音色がレッスン室に響きました!なんて綺麗な音!!
スタインウェイはまだ購入してから年数がさほど経っていないので標準の修理でしたが、オーバーホールを終え、更に最強の平山さんの調律仕上げで音に艶が出て、より透明度を増しましたよ!

3名の調律師の皆様、8日間大変お世話になりました。
生徒さん達にはグランドピアノが使えず、大変ご不便をおかけ致しました。でも滅多にない臨時のレッスン室でのピアノレッスンでしたよね。
新しい音色での2台のピアノレッスン、皆様楽しみにしていてくださいね!!
 
【2022.6.9】
 
ピアノの修理 ピアノの修理
 
ピアノの修理 ピアノの修理
 
ピアノの修理


 小学3年生のhちゃんは2020年12月の日記で紹介させていただいたHちゃんの妹さんです。こちらでピアノをお勉強しているmちゃん、kちゃんとは3人共昨年度まで同じ小学校でクラスメイトでした。こちらに来て10ヶ月、ピアノ歴は3年です。
毎週1kmも歩いてレッスンに通ってきます。雨の日はスリッパを濡らさないようにという配慮からなのか、わざわざビニール袋を靴の中で足を覆ってから歩いて来てくれます。そんな状態で歩くの大変だよね。素敵な心遣いをどうもありがとう。

体験レッスンの時から感じておりましたが、しっかりとした音とスラリと長い指を持つ生徒さんです。
レッスン中、その指の動かし方を伝えてポディションをスムーズに理解してくれた時、徐々に音がクリアに変わっていきます。
こう弾きたい!と求める時、音色を追求する事は必須となりますし、理想の音に近付けた時は嬉しいものですね。
また、レッスンで説明する都度「はい!」と必ずお返事をしてくれます。毎回お返事をする…hちゃんにとってはきっと自然な事でしょうが、やはり教える身としては、耳にするととても心地良いものですよ!!
『今、目の前で学んでいる事に対して、きちんとお返事して素直に向き合う』ピアノだけでなく、いろんな刺激を受け続け、あらゆる事を学ぶこの時期に、実は1番大切な事かもしれないです。澄み切った心の中が、いつもレッスンを通してこちらに伝わってきますよ!

曲を弾き終え 集中から解放されて、合間に私が面白い話をした時、凄く笑ってくれる明るい声も大好きです。
気持ち良くお返事する事、音に集中する時の真剣な表情、濡れた足でレッスン室に上がらないという配慮ある姿勢…感心します!私も見習いたいです!!
ずっとこのまま、真っ直ぐ成長していってね。
 
【2022.5.10】
 
練習風景


 2月に発表会を開催致します。
普段通りの練習曲を進めつつ、少しずつ発表会で演奏する曲を決めていきましょうね。
いつも聴いているレッスン室での響きと、ホールでの音の響きは全く違います。発表会当日のリハーサルでピアノの響きの違いを感じてみましょう。
自分の弾いた音がホール越しに返って来るのを聴けた時は、とても感動するものです!舞台での演奏は自分自身の演奏を育ててくれる絶好の機会です。

本番は誰でも緊張します。その緊張と上手に付き合いながら気持ち良く演奏出来るよう、曲の仕上げと共に、メンタル面でも2月の発表会に向けてしっかりと支えてまいります。
使用するピアノは同じスタインウェイですが、レッスン室のピアノより50cm程長い フルコンサートグランド [D-274]となります。響きの良いホールで、ご家族やご友人の前でフルコンを弾く体験は、とても刺激的ですね!

同じホールではありませんが、娘の3ヶ月前の舞台演奏の動画を参考までに載せてみます。
外山啓介先生のご指導の下、音にならない音を空間を使いながら曲の流れをとても大切にするよう、耳を最大限に使って、音の行方を探そうとしております。
娘は在学中につきステージマナーは少しずつお勉強中ですが、ホールでの演奏のイメージに…宜しければ是非お聴き下さい。

♪ ショパン 『バラード第1番』

https://youtu.be/FKW15FaYxwY
(上記タップで視聴出来ます。)

先月より参考演奏動画を更新しており、こちらでのショパン:バラードはアングル違いの動画を載せております。

また、写真は当日発表会で使用するホールの写真です。
スポットライトを浴びながら皆さんの演奏も輝いていけますよう、全力で指導させて頂きます。
この舞台に向けて、一緒に歩んで行きましょうね!!

【2022.4.2】
 
ピアノ ホール客席


 小学2年生のkちゃんはピアノ教室から40歩程の、極めてご近所からレッスンに通っております。
2020年10月の日記で紹介させて頂いたmちゃんと小学校ではクラスメイト、登下校の班も一緒です。

実はこちらに入会する前からルビー(愛犬)のお散歩中に学校帰りの二人にばったり会った事があり、kちゃんとは既にその時お話していたのです。
ピアノ歴は3年半で、mちゃんの紹介でこちらに来て9ヶ月経ちました。

レッスンでは、普段の教則本に加えて少し難しい曲にもチャレンジしています。難易度が普段より高い曲をお勉強する事は大変だと思いますが、時間をかけて譜読みを進めていくと、仕上がった時はその時間の分だけ格別に嬉しいものです。最近では力も抜けて、指も良く回るようになってきましたね!

感心したのは、以前のレッスンで次の曲を決めようと楽譜をめくっていた時『パパの誕生日』という曲が目に入り、それを見たkちゃんが「来月お父さんの誕生日だからこれを練習してお祝いしたいです」と言ってくれた事です!!
ピアノはいつも1人で向き合って弾くものですが、誰かの為に弾く事はとても心を揺さぶられるものです。

弾きたい曲が見つかったらまた教えてね。今度はお母様やお兄様のお誕生日にもお祝いに何か弾けると良いですね!!
 
【2022.3.7】
 
練習風景


 12月のクリスマスの頃、初めて屋外用のイルミネーションライトを窓格子に取り付けてみました。
最初は冬限定のつもりだったのですが、暗かった車庫がとても明るくなり、生徒さん達のお見送りがより楽しくなりました。

また、屋内から眺めると、曇りガラスとレースカーテン越しにブルーとホワイトの灯りが何とも幻想的で…外が明るく照らされるだけではなく、中からも楽しめるので、冬限定にするのが何だかもったいなくなってしまいました。このイルミネーションライトは、一年中ずっとこのままにしてみます。

暗くなって来た時間帯に点灯スイッチを押す事が、すっかりこの冬の夜の楽しみになっております。
しかし、ここのところどんどん日没時間が遅くなり、日が長くなってきましたね。
季節はどんどん移ろいで…その季節を楽しんでいればいる程、過ぎ去る季節が何だか名残惜しいです。
今は不透明な世の中ですが、必ず季節は巡ります。それぞれが味わい深い日本の四季はとても素敵です!

点灯の際はクリスマスイルミネーションのように点滅はさせず、ずっと灯る状態にしてみます。以前より明るくなった車庫を、夜間の振替レッスンなどの際には是非ご覧になってみて下さいね!

今年は例年よりお寒い冬となりました。お風邪などにお気を付けて、ピアノを弾く手も暖かくしながらお過ごしください。
 
【2022.2.2】
 
車庫 窓


2022年になりました。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

ピアノの先生はどの先生もちょっとした占い師…レッスン室に入り、生徒さんの表情から「学校で何かあったのかな?」「ピアノ以外できっと忙しい1週間を過ごしたのかも。」「練習がうまくいかなくて困ってるのかな?」「今日のピアノは絶対仕上がりそうって思っているかも、張り切った目をしているなぁ。」などなど。
音へのこだわりはピアノの上達の為にも何ら変えるつもりはありませんが、気持ちの変化には少しでも気付いてあげられるよう、接し方はそれぞれ変えているつもりです。

私は子供の頃に読んだ『北風と太陽』の童話がずっと印象に残っております。
大人になり、教える立場に立たせて頂きながら、いろいろな生徒さんと接していると…中には新入会の生徒さんでプレッシャーや自信の無さなどからとても重たいコートを着ているように思える生徒さんも居ます。
いかに軽くしてあげるか…そのきっかけは何気ない会話かもしれませんし、音に集中して思った通りの音が出せた時かもしれません。ポカポカと温めて生徒さんの持っている物を最大限に引き出す事が出来るのであれば、こんな嬉しい事はありませんし、それこそが講師冥利に尽きる事です。

今年も『北風と太陽』の太陽側であり続ける事を目標に、たくさん励ましながらそれぞれの生徒さん達がピアノの上達に向けて歩めるよう、熱量たっぷりなレッスンをしてまいりたいと思います!
一緒に頑張りましょうね!!

【2022.1.1】
 
新年

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